Alpha99 (初版リリース February 1999)

January 00 版
ミル モジュール: 2つの新しい ミーリングサイクル コマンドが追加されました – 輪郭追い込み加工 開ポケット加工です.

December 99 版
全ミル、ルータおよびレーザモジュール: キャビネットなどを作るためにストレッチコマンドを改良しました.もし選択した外形が,直線部のエッジパターンを含んでいたり,穴パターンを含んでいたり,さらに他の作業平面が有ったりすると,それらの要素は変形されず(穴は円のままになります),また穴のエッジからの距離も維持されたまま外形がストレッチされます.詳細は ストレッチ を参照下さい.そのままの工具を使う場合は,工具経路アップデート 工具パスをでストレッチされた形状に更新できます.

5軸 3D ミル と ルータ: スプライン/ポリライン加工とサイドカット3D加工には自動的にアプローチ/リトラクトが付加されます.新コマンド 加工 | 加工編集 | 3Dアプローチ編集 でこれらを調整できます.

October 99 版
有償オプション (ラスター/ベクター変換,アドバンスドネスティング,その他)が導入されました.これらは通常の機能と同様にCD-ROMからインストールされている場合やインターネット経由でLicomのWebサイト(www.licom.com) からダウンロードして,作図支援|アドイン 登録すればいつでも使用できる状態になり,10回までは無料で試用できます.これらの有償オプションはオーダーフォームをLicom(英国)にファックスするかメールする事によって購入の手配(弊社代理店にお支払い下さい)ができます.Licomから適切な代理店を通して必要なアクセスコードをお送りします.このアクセスコードをオプション登録ダイアログボックスに入れていただくことによって,保護キー(ドングル)と管理ファイルに暗号が登録され,該当するオプションが使用できるようになります.

幾つかの無償オプションも含まれておりますので, 作図支援|アドイン でリストを参照してください.

最新のバージョンへの更新 を Licom Webサイトからいつでも行うことができるようになりました.ただし,これは July 99 以降の正式購入版に対してのみ行えます.従って,年間保守契約(代理店にご相談下さい)をされている場合は,その有効期間内は自由にアップデートできます.

ヨーロッパおよび米国のお客様は Licom Webサイトでリモートデモを行うことができます.(日本のお客様は利用できません.)リモートデモにアクセスするにはパスワードが必要です.

AlphaEDIT: RS232バイナリファイル入出力 が可能になりました. これにより,もしコントローラのパラメータファイルなどがバイナリ形式であっても,ディスクに読み込んで保存することができます.

全モジュール: API がより拡張されました.例えば, 3D工具パスに属性を追加してより複雑なポストプロセッサを作ることが可能になります.

August 99 版
全モジュール:  「前の選択」ボタンが表示されているとき(例えば,形状を移動や複写などを使用としたとき)には,新しいボタン「全て」が現れます.もしこれをクリックすると,全図形表示を行ってから,形状や工具パスなど,表示しているもの全てを枠で囲んで選択したのと同じ効果を発揮します.通常の選択と同様に,<ESC>を押したり.マウスの右ボタンて選択を完了する前に,個々の要素をクリックすれば非選択にすることが出来ます.もし作業平面が有効になっている場合は,その有効な作業平面上の全ての要素だけが選択されます.

スタンダード および アドバンスド ルータ:  ミルと同様の三次元作業平面選択機能と「パネル選択」のオプションが追加されました.

アドバンスド 3D3軸ルータ:  ご要望に応えて,新しいモジュールとして3軸3Dルータが追加されました.

ネスティング: パーツとシートエッジの隙間を設定できるようになりました.もし,この隙間を0に設定すると,パーツの回りの加工パスはシートからはみ出ます.またパーツはぴったりシートのpエッジに一致します.但しこれは四角形のシートに対してだけ正確です.

スタンダード および アドバンスド ルータ:  手動工具パス に,これまでの安全早送りレベルの移動と同様に,直前に実行していた切削Zレベルでの早送りパスの作成機能が追加されました.

July 99 版
ミル/ルータサポートタグランプ オプションが追加され,新コマンドとして サポートタグ削除 コマンドが追加されました.これらはレーザ/プラズマモジュールにも追加されています.

全アドバンスドシステムパラメトリックマクロ中から $runvbamacro という特殊コマンドでVBマクロを実行することができ,またその逆に,VBマクロからは App.RunParametricMacro コマンドでパラメトリックマクロを起動できるようになりました.

レーズ荒加工逆行 オプションを追加しました. これにより,荒加工は通常と逆方向になり,まずプランジで切り込んでから逆に挽きます.これは特に丸駒バイトで荒加工をするときに有効です.

3D 5軸 ミル / ルータ: 「走査線」での5軸複合面一括加工が行えるようになりました.これはボールエンドミルにのみ有効です.ボールの先端切刃でのみ干渉チェックを行いますので,法線方向以外でも正しい軌跡を作ります.しかし,シャンクの干渉チェックは行えませんので注意して下さい.
同様に,サーフェース加工に新しいオプション − 4軸(Z軸回り),垂直からの工具固定角度 が追加されました.また,スプライン/ポリライン沿い加工に,2種類のオプション −固定工具角度工具ベクトル指定 が追加されました.

JUNで追加されたBMP/TIFFイメージインポート はオプションとなるため,一時的にファイルメニューから削除されました.次回バージョンアップ時にリリースされます.

June 99 版
共通項目:  多くの VBAマクロがライコムや代理店,ユーザなどで作られており,今後も継続して行きます.幾つかの汎用的なVBAマクロが Alpha99\ Sysmacroフォルダに入っており,それらは自動的にローディングされ,メニューに追加コマンドとして現れます.その他のVBAマクロは参考として Alpha99\ Startup フォルダに格納されています.それらを使うときは 作図支援|アドイン でそれをクリックする事によって使うことができます.いかなるアドイン(DLLやVBマクロ)でも,チェックボックスをオンにした状態でAlphaCAMを終了すると,次回起動時以降には自動的に組み込まれます.Alpha99 の下にある Sysmacro と Startup は Licom が使用するものです.

ハードディスクの Licomdir フォルダの下には VBmacros があり,さらにその下に Startup というフォルダがあります.VBmacros フォルダにあるマクロは,ユーザ自身でVBマクロを作るために VBA や API の使い方の参考のためのもので,動作しないものもあります. Alpha99 の下の Startup と同様に Licomdir\ VBmacros\ Startup の中にあるマクロは 作図支援|アドイン で表示され,チェックボックスをクリックすると動作します.しかし,ユーザで開発されたマクロを入れるフォルダですから,これらはデフォルトで有効になっています.みなさんの作られたマクロはこの Startup フォルダに入れて下さい.

Alpha99\ Sysmacro と Alpha99\ Startup の中のVBマクロはシステムのアップデートで更新されますが,AlphaCAM\ Licomdir\ Vbmacros の中身は更新されません.もし更新されたい場合は,CD-ROMのLicomdir\ Vbmacros\ Startup をコピーして下さい.

AlphaEDIT: AlphaEDITにも API (Application Programming Interface) と VBA が組み込まれました.補助|VB マクロ のヘルプファイルを参照下さい.AlphaEDIT用のVBマクロのサンプルが,ManualExamples.aab という名前のプロジェクトが CD の AlphaCAM\ Licomdir\ VBmacros に入っています.

AlphaEDIT に組み込まれている MultiSend.aab というマクロが Alpha99\ Sysmacro にインストールされています. これは,通信|連続プログラム出力 というコマンドで利用でき,NCコントローラに一度に読み込めないようなNCフプログラムを分割して扱うときに大変便利です.このコマンドを実行すると,ESCを押して中断するまで繰り返し転送を行います.

3D 5-軸 ミル と ルータ:  ユーザ定義工具に有効直径と工具長基準点を指定してあるときは,「サーフェースサイドカット」が行えるようになりました. –  ユーザ定義工具 を参照下さい.

全ての ミル と ルータ モジュール:  3Dモジュールでしか使えなかった 3D加工メニューの「3Dスプライン/ポリライン沿い加工」オプションをメニューから分割し,単独で各モジュールに組み込みました.新たに「スプライン/ポリライン加工」としてベーシック以外のミル/ルータモジュールの加工メニューに追加されています.

新しいコマンド BMP/TIFFイメージインポート がファイルメニューに追加されました. BMP と TIFF ファイルはインポートされると,立体的な複数のポリラインに変換され スプライン/ポリライン加工 で直接ポリラインに沿って加工したり,ポリラインからサーフェースを作って3Dの荒,仕上げ加工を行えます.これをサポートするVBAマクロは Alpha99\Sysmacro に入っており,そこに専用のヘルプファイルも含まれています. ボタンやダイアログボックスの使い方はヘルプを参照下さい.

ドリル/タップ穴加工 などのオプションの NCコードコード出力選択に,これまでの 固定サイクル(従来はリニアという名前でした) や サブルーチン  に加えて,グローバル/リニア がI追加されました.この新機能は,固定サイクルを持っていない古い機械や制限のある機械で,水平な平面の穴加工をするときに固定サイクルを使用しないNCコードを出力できます.しかし,これは角度の付いた多面の穴加工でグローバル4/5軸の穴加工パスを作るときに,最も威力を発揮します.このオプションを使えば,水平面で作った穴加工パスを傾斜面に投影するような作業は不要です.グローバル/リニアを選択したときは,穴加工後の逃げは早送りではなくポストの $753 で定められた最大速度で移動します.これはポストの作り方に関係なく安全に動作させるためのものです.

ペッキング サイクルでは途中戻し方法に,開始点まで少しだけ (旋盤のセンター穴加工と同じように)の2通りのパターンが選べるようになりました.ポストのペックドリルの $220 と $224 でポスト変数 FLR (=1 開始点まで戻る場合) が適用されます.これは旋盤のC/Y軸加工でも同じです.

アドバンスドミル,ルータ,レーザ: 三次元 | サーフェースへの貼り付け が大幅に改善されました.閉じたサーフェースや大きく複雑なサーフェースへの貼り付けを行った場合に,結果が閉じていないなどの不具合がありましたが,これがなくなります.

レーズ モジュール: 以前は,早送りで部品に干渉した部分は,ソリッドビューで見逃すこともありました.新バージョンではこのダメージ部分を赤色で表示するようにしました.

全てのアドバンスドモジュール:  ユーザ定義コード の表示|非表示オプションを 表示 | 表示オプション に追加しましたので,直接入力や事前定義コードをたくさん入れている場合に,マークを簡単に非表示にして見やすくできます.これはユーザサイクルには適用されません

April 99 版:
レーズモジュール: 旋盤の 突っ切り オプションが改善されました.最終突っ切り時に送り速度を減速させるオプションが追加されました.また,部品を突っ切る前に,部品側の面に面取り加工を自動的に挿入する事が出来ます.

ネスティング: 手動ネスティング が改善されました.シートの境界もネスト限界として干渉チェック対象に設定できます.

文字作図: TrueType フォントからの文字作図が改善されました.一部の日本語フォントで形状が正しく作られない不具合が解消されました.

March 99 版:
これまでの Enable Basicに変わってベーシック,スタンダード,アドバンスドの全てのモジュールに Microsoft VBA (Visual Basic for Applications) が組み込まれました. これは Word や Excel などのマイクロソフト製品に組み込まれている VBA と同じものです. VBA は高度なプログラミング環境を提供し,Enable Basic に比べて色々な点でより強力な機能を有しています. 作図支援 メニューには「スクリプト」に変わって「VBAマクロ」コマンドがあります.スクリプトとVBAはダイアログボックス以外はほとんど同じですから,簡単にVBAマクロに変換できます.

ベーシックとスタンダードのモジュールではVBAマクロの実行のみが可能ですが,アドバンスドモジュールではVisual Basic プログラミングシステムが利用できます. 作図支援 | VBA マクロ | VBA を選んで下さい.

ミルモジュール: 加工メニューに ミーリングサイクル (フェイスミーリング,ヘリカルミーリング,ねじ切り)が追加されました.

ルータモジュール: 加工メニューに マルチドリル が追加されました. これはルータにマルチドリルヘッドが付いているときに使用できます.指定された穴パターンに合わせてヘッドが位置決めされ,その場所で使用されるドリルのみが有効になります.

アドバンスドミル,ルータ,レーザ: 三次元 | サーフェースへの貼り付け の精度大幅に改善されました.同時に,サーフェースに投影される基準点を指定するようになり,投影された基準点から貼り付けが行われます.

ネスティング機能を含む全てのモジュール: ネスティング機能を作り直ししました.機能的には違いはほとんどありませんが,手動ネスティングでは他のパーツに接するまでドラッグできるようになりました.大きな変更点はデータベースの改善です. ベータベースにはシート寸法や重量単位 (mm / in, m / ft kg / lb etc) や残材(ネスティングされた残りのシート)のデータなどを保存することができます. またシートのコスト計算を簡単に行うことができると同時に,ネスティングの結果をパーツリストやシートリスト,またはExcelなどで扱えるCSV (コンマ区切りファイル) で出力することもできます. ネストリストを保存する APSNLIST フォルダはLICOMDIRの中に置かれます. さらに,ネスティングの機能に API を使ってアクセスすることができますので,VB マクロによりいろんな生産システムに合わせたネスティング機能を作り込むことができます.

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