November 98 版:
全てのミルとルータ モジュールで工具直径より大きい「切削幅」を指定することができるようになりました.これは例えば直線ポケット加工でパスの間に切り残しの山を付ける時などに使えます.
3D 3軸 ミル, 3D 5軸 ミル と 3D 5軸 ルータ の等高線荒加工とサーフェースの走査線加工が大幅に改善されました. また,作業平面の各軸の向き(ベクトル)を扱うための新しい変数 * XAX, XAY, XAZ YAX, YAY, YAZ ZAX, ZAY, ZAZ ( TAX TAY TAZ に類似した変数です) が追加されました.これらはCADから取り込んだ形状の乗っている作業平面の軸の構成を得るときに有用です.
3D 5軸 ミル と 3D 5軸 ルータ に新しいコマンド 加工 | 加工編集 | 工具傾斜角編集. が追加されました.これによってパスの任意の点で工具の傾き角度を自由な方向に変更できます.特に3次元プラスティック成型品のトリミングを行う目的で3次元のスプラインやポリラインを5軸で加工するときに威力を発揮します.
September 98 版:
共通事項:
編集 メニュー: 新しいコマンド ストレッチ が 移動,複写など のグループに追加されました.これは複数の形状をX,Y,あるいは X/Y 方向にドラッグや座標指定で伸縮する機能です.ストレッチは工具パスには適用できません(形状のみです).もし加工を行った形状に対して,ストレッチやスケールを行うと,その後 加工 | 工具径路アップデート で瞬時に変更された形状に合致した工具パスが作り直されます.
延長 が改善されました.もし延長境界線が開いた形状であれば,もし境界線と延長される線分との交点の所まで境界線が描かれていなくても,内部的に両線を延長して交点座標を計算し,そこまで延長します.
CAD入力: DXF と IGES入力で破線を正しく変換するように(以前は全て連続線に変換されていました)なりました.DXF の破線は元のDXFで線種毎のレイヤに分けられていれば,それと同じ名前のレイヤに格納されます.しかし IGES の破線はインチ/メトリックを考慮して破線部の長さを適当な値に設定します.
全てのコーナの一括丸め: 「工具マークの方向に従う」を正しく評価し,外側内側共にそれぞれ180度以上のコーナのみを丸める(工具径で自然に丸まらないところのみを丸める)ようになりました.またコーナ周辺が複数の円弧や直線で構成されている場合も正確に丸めることができます. これは特にディジタイズやスキャニングで作った図形では重要なことです.これらはしばしば微少線分で作られており,特にコーナ部は複数の円弧で作られている場合が普通です.デザインをはめ込むためには周囲を工具径と同じ半径で一様に丸めておく必要があります.
ネスティング: もし2つのパーツの直線部を互いに平行になるようにネスティングする場合,直線部の間隔が正確にネスティングするようになりました.これまでは間隔は設定値にかなり近い数値でしたが正確ではありませんでした.しかし,曲線と曲線または直線との間隔は近似値のままです.
API: API 機能が拡張され,たとえば工具や工具パス,ネスティングやネストリストを扱うことも可能になりました.さらなる機能拡張に関しても可能な限り要求に応じて開発していきます.また アドインマネージャ (外部DLLの組み込み機能)が追加され,作図支援機能メニューのオプションに アドイン コマンドが追加されました.ここからアドインされたDLLにアクセスすることができます. Microscribe 3D ディジタイザのアドイン機能は標準で関連するモジュールに組み込まれます.これを有効にすると,作図メニューに 3Dディジタイズ メニューが追加されます.Microscribeを接続されていない場合は有効にしないで下さい.
パラメトリックマクロ: たとえば工具名などのファイル名に Flat 1.5mm dia などと名前を付けると,マクロは名前が Flat 1 で拡張子が 5mm dia というファイルを探していたため発見できませんでしたが,これが可能になりました.古いバージョンの AlphaCAM ではマクロでは正しい拡張子 (.amt あるいは .art など) を付けるように制限されていました.またMtools.alp などのサブフォルダにある工具ファイルを指定する場合には, LICOMDAT \ Mtools.alp の場所が解っていますので,工具名の前に Mtools.alp 以下のパスを書けば結構です.たとえば End Mills\ Flat 1.5mm dia と指定します.先頭に \ は不要です.
スタンダードミル と ルータ: 工具径路アップデートが追加されました.またスタンダード ルータ には三次元メニューに X / Y軸となる2直線 による作業平面の選択機能が追加されました.これで,面取り部への穴あけや溝加工が行えるようになります.
ベーシックミル / ルータ: ドリリング固定サイクル G81/82/83/84 が追加されました.
アドバンスドレーズ: 工程変更 の移動操作が確実になりました.工程移動に伴う早送りのパスが干渉することがなくなります.
July 98 版:
AlphaCAM の全てのレベルのモジュールに API (Application Programming Interface) が組み込まれました. API はユーザによってプログラムされた Basicスクリプト,DLL,EXEプログラムから各モジュールのほとんどの機能にアクセスする事を可能にします. Basic スクリプトは従来のパラメトリックマクロに相当していますが,それより遙かに強力です.
特殊機能を追加するために DLL を組み込むことが可能になりました.支援機能メニューに スクリプト というオプションが追加されています.
ベーシック エングレーブ: はルータ工具 ( LICOMDAT\Rtools.alp に含まれている,拡張子が ARTのファイル) とルータポスト ( LICOMDAT\ Rposts.alp に含まれている,拡張子が ARPのファイル) を使用することに変更されました.もしベーシックエングレーブが既にインストールされている状態でアップデートをした場合は,Mtools.alp と Mposts.alp を Rtools.alp,Rposts.alp にコピーします.
3D 5軸 ミル と 3D 5軸 ルータ モジュールに,3Dスプラインとポリラインを直接5軸加工する機能が追加されました.この機能は特に,プラスチック製品の射出成形後のトリミングに最適です.
SolidWorksダイレクトリンク を,これまでのアドバンスド3Dミル/ルータと同様に,スタンダードミル/ルータでも使えるようになりました. AlphaCAMをインストールする時点で SolidWorks がインストールされておらず,後からインストールする場合でも自動的に認識するようになりました.
June 98 版:
共通事項:
全ての AlphaCAM モジュールの ファイル | 環境設定 | 一般設定 に新しいページ 線幅 が追加されました. これにより,画面上と印刷図面上で形状,補助線と寸法線の線幅を個別に表示(印刷)することができます.
ファイル|CAD入力 に DWG (AutoCAD 図面ファイル)入力 が追加されました.これはリリース14に対応しています. また IGES 入力 が大幅に改善されました.アドバンスドモジュール (と AlphaCAD) には,とても複雑な3DのIGESファイルを正確に読み込むための強力な分析・変換ルーチンを追加しました.IGESのバージョンは 5.3 までに対応しています. スタンダード版では,従来のトランスレータをそのまま使用しますが 2D IGES ファイルは完全に読み込め,さらにほとんどの 3D サーフェースを取り込めます.トリムドサーフェースの変換が行えないことがあります.
NCプログラム出力 を選択したときに,NCプログラムをディスクに書き込むか,あるいはNC機械に転送するか,またはその両方を行うかを選択することができます.もし 転送先として「NC装置」(あるいは 「両方」)を選んだ場合は,AlphaEDITが自動的に起動され,画面中央に機械への転送可能な状態で現れます.
最新のマイクロソフト・マウスのセンターホィールに対応しました.これにより,エディタ中でのテキストのスクロールが容易になるばかりでなく,CAMのグラフィック画面のマウスが示すウィンドウのズームを制御できます.この機能と [Ctrl]+[矢印] の操作を組み合わせることによって画面を高速に操作できます.
スタンダードとアドバンス版の3Dソリッドモデル表示に多くの改善が施されました.たとえば,ユーザ定義工具のシミュレーションの不具合,シェーディングの不具合によるシミュレーション停止などが解消されています.その他の内容は下記の記述を参照ください.
日本語のテキストを 作図|テキスト で入力するときに,日本語のフロントエンドプロセッサ(MS-IME,ATOKなど)を使用して正しく入力できるようになりました.
同様に,日本語ラインフォントにも対応します.詳細はディーラーにお問い合わせください.
AlphaEdit:
ファイルへの大きなサイズのファイルの挿入と追加の処理時間が,分単位から秒単位に大幅に短縮dされました.同時に,AlpaCAMから機械にNCプログラムを出力する場合も,劇的に時間が短縮されています.
AlphaEDITの ファイル | 環境設定 | エディタ と AlphaCAM の ファイル | 環境設定 | 一般設定 に最近使用したファイルの表示数を設定できます.各モジュールごとに設定してください.
ポストプロセッサ:
これまでの FNM(選択中のNCプログラムのファイル名)に2種類の変数が追加されましたので,より柔軟なマクロを作ることができます.PNM = NCプログラムのパス, FNE = ファイルの拡張子 です.例えば,マクロでファイルを正確に記述するときは [PNM][FNM][FNE] とします.
スタンダード マーブル と アドバンスド マーブル をリリースしました. これらは石材の切削や削り出しなどの機械加工に特化したシステムで,なおかつ水平と垂直のディスクによる切断加工にも対応しています.
さらに,新製品として ソリッドワークス(SolidWorks)に3次元加工メニューまでを組み込んだ AlphaCAM-SW を加えました.ソリッドワークス は3DモデリングCADとして最高のコストパフォーマンスを持ち,世界的に評価の高い製品です.
2D と 3D ミル/ルータ:
工具径補正 (G41/42) を 加工前の全ての 早送りのアプローチ に適用することが可能になりました.ポストの新しい$番号 ($147) を 1 に設定することで $20 と $25 の設定が有効になり,正しいコードが作られます.
同様に,傾斜アプローチと同様に,傾斜リトラクト も使えるようになりました.
輪郭ポケッティング では,島と島の隙間に比べて大きな工具を使った場合に,まれに島に干渉してしまう不具合が発生していましたが,これを解消しました.
等高線荒加工がより正確にパスを作るように改善され,同時に前加工の切り残し部を自動認識するようになりましたので,無駄なエアカットパスの無い効率的な荒加工が実現できます.
ソリッドシミュレーション:
5軸の機械のソリッドシミュレーションは,従来の多面加工ばかりでなく,サーフェース加工に関しても5軸のシミュレーションが行なえるようになりました.
3Dサーフェース比較 で工具毎に別の色分けで加工部を表示することができます.これによりどの工具でどの部分が加工されているかを簡単に見分けることができます.
同様に,加工精度 も精度区分別の色分けで表示できます.詳細な説明はヘルプの関係部分を参照ください.
ソリッドシミュレーションと同様に,サーフェース比較の結果も,フローティングメニューから セクション を選択することによって断面表示をすることができます.
レーズ:
新しい加工コマンド * 突切り * が加工メニューに追加されました.これまで手動工具経路作成やユーザサイクルで作っていた突っ切りサイクルの代わりに使うことができます.
類似の機能で * 1回切り * が溝加工に追加されました.これにより溝幅と同じバイトで溝加工を行なうことができます.
Y軸加工で傾斜加工を行なう場合でも正しいパスが出力されます.
端面に作られる複数の回転Y軸平面においても,元の作業平面の原点からの正確な座標値AX,AY,AZを得ることができます.
ワイヤ:
スキムカットが改善され,サポートタグを設定するパスが正しく選択できるようになりました.同様に,4軸のコニカルカットも改善されました.
レーザ:
スタンダードレーザ に 簡単なネスティング機能が追加されました.これでは形状のみがネスティングできます.ビームパスやネストリスト,領域計算などの機能は含まれていません.
Alpha697 (June 1997)
共通事項:
全てのビューウィンドウ(2D,3Dとも)で右ボタンをクリックすると,関連した浮動メニューが表示されます.従来と同様に,移動や複写,加工指示の時に要素を選択しているときは,右ボタンは「選択の完了」を,さらにコマンドが有効な状態では「コマンドの終了」を意味し,それ以外の状態では浮動メニューの選択となります.
スタンダードルータとアドバンスドルータの2つの新しいモジュールが加わりました.これらはスタンダードミルとアドバンスドミルに類似していますが,木材パネルなどの加工を容易に行うために作業平面の指定が簡単に行えるようになっています.各パネル面の外形は三角法で二次元ビューに表示されますので,作業空間や平面を指定することなく,各面に穴や溝を加工することができます.3Dビューでも横からの加工を正しく表示することができます.これらのモジュール専用のポストと工具フォルダが導入され,それぞれ - Rposts.alpと Rtools.alp と名付けられています.もし現在使用中のベーシックエングレーブやスタンダード/アドバンスドミルからアップグレードする場合は,自動的にこれらの既存のポストと工具ファイルがコピーされます.
スタンダードルータ の加工メニューに3D彫刻 機能が追加されました.ベーシックエングレーブ の加工メニューには サポートタグ が追加されました.
スタンダード版のミル,ルータ,レーズで,表示 | ソリッドシミュレーション ( 断面表示機能は含んでおりません)が可能になりました.
全てのアドバンスドモジュールでは,ボタンバーをカスタマイズできるようになりました.またユーザ独自のボタンバーも追加できます.さらに自動保存ファイルのフォルダとCADファイルフォルダの場所を自由に設定できるようになりました.
ファイル | 環境設定 でシステムフォルダの場所を設定できます.以前はAlphaEditでしか設定できませんでした.同様に,円の開始点と回転方向の規定値を設定できます.
重複要素の選択:もし2つ以上の形状もしくは工具経路が重なっているときに,これらをピックすると選択可能な要素が黄色で標示され,どちらか一方を選択するように指示されます.これは移動や複写,削除などを行うときに使用できます.これにより間違った要素を選択してしまうことが無くなりました.もし要素の一部が重なっている場合は,簡単にどちらかをピックできますが,完全に重なっている場合はもう一度ピックして後で作図された方を選択します.
DK38 PCMCIA key(ポータブルコンピュータ用のPCカードとも呼ばれています)が使用できるようになりました.これは標準のLPT用のDK2タイプのプロテクトキーと同様に扱えますので,Keytype.iniはPDの設定のままでかまいません.しかしキーと共に納入されるドライバーをフロッピーディスクからインストールする必要があります.
旋盤以外の全てのアドバンスドモジュール:
新たに 加工|工具経路アップデート(工具経路連動とも呼ばれています)という強力な機能が追加されました.工具経路を作成した後で,形状を移動,スケーリング,変更,削除や追加などの変更を加えた時に,この工具経路アップデートを使うと関連する工具経路を形状の変更に合わせて再計算して自動的に修正します.
加工|工程変更 はより簡単に工程順を変えたり副工程を設定したりできるように操作画面が変更されました.
加工|加工編集|加工条件変更 では今まで通り,速度や送り加工深さなどしか変更できませんが,工程変更 では全ての変更が可能です.
作業平面に新しいポスト変数が導入されましたが,より重要な意味は,平面に名前とオフセット番号が付けれることと,新オプション,作業平面リスト,作業平面の新原点追加,により同一面にそれぞれX0/Y0を持った複数の作業平面を作ることができます.これによりベッド上に複数個並べた加工や横型マシニングセンタなどでの多面加工に,簡単にG54-59オフセットを定義できます.また名前によって作業平面を選択することも可能です.作業平面プロパティ(選択された平面の名前とオフセット番号)も三次元メニューや,右下のX/Yビューウィンドウでの右ボタンクリックで表示される浮動メニューから選択することができます.
バウンダリサーフェース(Coonsパッチ):作図|3Dサーフェース において,パッチ面のエッジが完全に一致していない場合に,これを強制的に一致させるときに許容差の設定値を参照します.エッジの終点が一致していない場合に適当に調整します.もし誤差が大きい場合はサーフェースは変形しますが,隙間が小さい場合は結果は問題ありません.
ネスティング:外径輪郭の加工深さよりも,内部の加工深さが深い場合もネスティングができるようになりました.通常は外径を切断するため,内部の形状の加工は外径輪郭よりも浅い加工を行うこと(サポートタグを除く)を前提としていましたが,特殊な用途では内部は完全に切り落とし,外形はサポートタグを使わずに浅く加工して切断しない様な場合があり,これも行えるようにしました.
DXFファイルに円を出力する場合,これまでは180度で区切って今したが,新しいバージョンでは360度の完全な円で出力されます.DXF入力でソリッドモデルで定義された矩形と三角形はそのまま変換されます.AutoCADでは厚さゼロの矩形はその他の形式より要素数が少ないため多用されています.もし厚さがゼロでない場合は2つの矩形が入力されます.
2D / 3Dミル:
加工|工具選択 のボックスには全てのデータが表示され,ボックスサイズも見やすいように調整できるようになりました.工具リストは,名前,タイプ,番号,などでソートできますので簡単に工具名を選択できます.これにより,工具データコマンドオプションは加工メニューから削除されました.工具の削除,印刷,編集などは全て工具選択コマンドで行えます.
加工メニューの中の ドリル/タップ穴 と 穴座ぐり加工(輪郭加工タイプ) が ドリル/穴座ぐり加工 のサイドメニューに移動しました.また新たに穴ポケット加工(ポケット加工タイプ)のオプションも追加されました.いずれも円の内部を加工します.
特にルータ加工では,ユーザ定義工具の任意断面形状の工具定義で,自由にNCプログラムの工具長設定点とG41/42工具径補正の参照径を設定できるようになりました.従来は工具先端がプログラム点で,かつ最大径が工具径と一意的に決定されていました.
同様にAlpha197で彫刻加工やルータでの傾斜加工に有効な機能として,加工|加工編集−任意点高さ変更 が導入されましたが,工具経路表示が正しく表示されるように改善されました.
アドバンスド2Dミルでは,これまで2Dパスや3D彫刻加工パスをサーフェースに投影する事はできませんでしたが,Alpha697からは工具先端位置としてサーフェースに投影できるようになりました.しかし,工具接触点での投影と3D加工に関しては依然 3Dミル でしか行えません.
工具経路をZ方向に移動させたとき,早送りレベル(安全Z高さとアプローチ高さ)も同様に移動するようになりました.(以前は早送りレベルは固定していました.)
NCプログラム入力 では従来はTコードでのみ工具交換を判別していましたが,必要に応じてM06コードでも工具交換するように選択できるようになりました.
アドバンスド版のマクロ では事前定義コードとユーザサイクルを扱えるようになりました.
アドバンスド版のユーザサイクル - もしNCコードがユーザサイクルから始まる場合,最初の早送りが不正に表示されていましたが,これは修正されました.ユーザサイクルと事前定義コードにはそれぞれ円マークが表示され,内部に UN と PN という記号が付けられます.ここでNは,具体的には 加工|ユーザ定義コード を選択したときに設定できる番号でNCリスト中にも記入されます.従ってどの形状に対して適用されたサイクルか容易に判別できます.
3Dミル:
加工|3D加工|サーフェースサイドカット が大幅に改善され,工具が上に向かって(水平以上の角度)いる場合も加工が可能になりました.また面に沿った加工とエッジに法線方向に沿っての加工が選択できるようになりました.
3Dサーフェース加工 の走査線加工において非加工サーフェースとの干渉チェックが有効になりました.また,突起高さ指定も同様に有効になりました.等高線加工が大幅に改善され,さらにパスが完全に水平に作成される様になります.また,いくつかのオプションが追加され,オフセット投影加工(2Dのポケット加工を投影した加工に匹敵します)と放射線加工が可能になりました.放射線加工では加工範囲の角度指定も行えます.
サーフェース加工時に接触点の座標を示すポスト変数 CPX,CPY,CPZ が定義されました.これらは3D加工を示すフラグ CPF が1の時のみ有効です.
SolidWorksに組み込まれるalphasw.dl(SolidWorksのAPPSフォルダにコピーします)で,SolidWorksのプルダウンメニューに表示されるAlphaCAMメニューのコマンドで,従来のサーフェースの転送ばかりでなくエッジも転送できるように改善されました.これにより穴形状や輪郭線などが簡単に転送できます.
3D|サーフェース編集 に,新しいコマンド サーフェース延長 が追加されました.これを使用すれば,サーフェースの端で工具パスが落ちることなく,サーフェースエッジまで完全に加工できます.
バグ修正 - ペックドリル工程を傾いた作業平面に投影した場合に,穴底からの早戻しが垂直になってしまうことがありましたが,工具の軸方向に戻るように修正されました.
レーズ:
新しいポスト$番号−$551 荒加工固定サイクル中のアンダーカット無視(1=無視,0=輪郭を全て出力)が追加されました.画面上の荒加工パスは設定に関わらず変化しません.もし機械の荒加工固定サイクルがポケット加工をサポートしておれば,$551を0に設定して,完全な輪郭荒加工ができます.もし不可能なら設定を1にし,ポケット部の上方の直線部のみを出力するようにします.輪郭の情報は内部的に記憶していますので,ポストの設定を変更しても正しく出力されます.
レーズのソリッドシミュレーション(アドバンスド版)が改善されました.凹部の加工やC軸のドリリング,溝加工が正しく表示されます.またねじ加工のシミュレーションも正しく行われます.
アドバンスドワイヤ:
3Dサーフェース機能が使用できるようになりました.部品の加工面がサーフェースやサーフェースへの投影線で定義されているときに有効です.新たなポスト$番号−$528 4軸ワイヤ円弧を微少直線で出力する(1=Yes,0=No)が追加されました.新規のポスト変数 WAQ,WAR が追加されました.
スキムカット時に,もし「切断タグ」が選択されている場合,内側加工の場合はファーストカットで,外側加工の場合は最終カット時にのみ M0(停止コード)が出力されるようになりました.
もし,スキムカット時に「切断タグ」を選択していて,かつ素材の内部の開始穴からスタートして,部品の切断をスキムカット(複数回のパスで切断する場合)する場合は,最後にタグ部分を切り落とすために,その直前にM0の停止コードを挿入することができます.これは最初のカットでは行えません.最終カット以前では,タグを切り落とさないようにタグの開始点で停止します.次のカットの開始点となる加工開始穴までは早送りとなります.タグを切断した後のパスは連続に移動します.
Alpha97の履歴はここをクリックしてください.
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