Alpha01 (初版リリース January 2001)  

August 01 版:
ミル,ルータ,レーズなど,各モジュールに対応した AlphaViewPlus をリリースしました.どのバージョンも同じプロテクトキーを使います.AlphaViewPlus は現場での使用を目的にしています.これは AlphaCAMの図面(加工パスを含む)を開け,アドバンスドシミュレーションを含む全ての表示コマンドが含まれています.また,寸法などのいくつかの特殊メニューのコマンドや,Zレベルや使用工具,送り速度や回転数を変更できるパス編集などの一部の加工メニューも使えます. パスデータを変更した後,元の想定機械と異なるポストを選択して,別の機械のためのNCプログラムを出力することができます. AlphaViewPlus は別CDで提供され,複数の加工モジュールに対応してインストールすることができ,加えて,NCプログラムを編集・出力するための AlphaEDIT をも含んでいます.
 

全 モジュール:  ソフトウェア保護キーにUSBキーが使えるようになりました.

全ミル,ルータ,レーザ モジュール:  加工メニューに 加工編集|送り速度変更 が追加されました.これにより,工具パスの任意の場所をクリックしてその速度を入れ替えることができます. パスに沿って複数の点をピックした場合,リセットしやすいように,デフォルトの値は常に元の値が入ります. これはいろんな状況で使用することができますが,主にルータで円弧を切削中に逆目に切り込むときに速度を落とす場合に使われます.送り速度を下げることによって,切削部分がかきむしられることを防ぎます.パスに複数の切削速度変更点がある場合は「棒キャンディー」のマークで表示されます.

加工編集|コーナ減速 改善され,速度変更箇所に「棒キャンディー」のマークで表示され,任意の点の速度を変更できるように送り速度変更 が適用されます.

加工編集|工具パス逆転 コマンドが追加されました.これは開いたパス,閉じたパスのいずれに対しても適用できます.

アプローチ/リトラクト が改善されました.  直線 または 両方 (直線+円弧)の場合,マルチラインをチェックすると複数の直線を含むこと(折れ線)ができます.同様に,オートリンクをオンにするとアプローチ点にリトラクトが自動挿入されます. アプローチ/リトラクトのタイプは,直線 または 両方 でなければなりません. Z複数回切り込みの場合は,リトラクトと次のアプローチの間の無駄なZの移動が省略されます.

アドバンスド ミル,ルータ モジュール: アドバンスドシミュレーション が無償となりました. スタンダードレベルでは引き続き有償オプションとして使用可能です. シミュレーションの最中にマウスをドラッグしてワークを回転させることができるようになりました. 同様に,3Dモジュールでは 3D サーフェース比較 も無償となりました.

また,各加工コマンドのダイアログボックス中に,工程番号や選択中の工具名の表示と共に 工具変更 のボタンが追加されました.これをクリックすると直接工具ライブラリが開かれ,工具を選択することができますので,仮に事前に工具を選択し忘れた場合でもここで選択できます.

ポケット加工時の2番目のダイアログボックスに ― 開始点設定 ― のチェックボックスが追加されました.これをチェックしておくと,ポケット加工終了時に全てのポケット加工パスの開始点を指定することができます. また,加工メニューには  加工編集|ポケット開始点設定  が追加されました. これにより,ポケット加工の加工開始点を後から変更することができます.

さらに,ポケット加工では加工順番を,領域毎レベル毎から選択できます.

加工メニューの加工編集|3Dアプローチ編集 が改善され,シンプル3Dアプローチという名前で加工メニューの直下に移動しました.スパイラルやジグザグなどの従来の3Dアプローチは,VBマクロから内部コマンドに変更されましたが,そのまま3Dアプローチとしてメニューにあります.

3Dディジタイズに Romer 3D Digitising が追加されました.ただし, Romer を使う場合は,メーカから供給されるドライバが必要となります.

スタンダード,アドバンスド ミル/ルータ: 工程リストの各工程を右クリックすると,注記 追加/編集 が行えるようになりました.これにより,どの工程にも工程の注記を付加でき,NCプログラム中に出力することができます.

ネスティングを含む全てのモジュール: ネスト済みパーツの認識番号はこれまで形状でしたが,こらがテキストに代わりました.即ち,ネスト形状を枠で囲んで選択し,パスを作成する場合でも,この番号は無視されるようになったと言うことです.ただし,一般に形状と言う場合,工具パス以外のものを全て「形状」と表現することがあります.例えば,認識番号のテキストを含むパスを枠で囲んで選択し,削除しようとしたときに,「工具パスと形状を削除するか?」聞いてきますが,この形状にはテキストも含んでいます.

May 01 版 :
AlphaCAM
オンライン
をリリースしました.必要なモジュールは通常通りAlphaCAM CDからインストールします.これはプロテクトキー(ダングル)を必要とせず,形状やパスが作られるときに,必要に応じてインターネットを介してLicomのサーバーに接続されます.図面やNCプログラムなどの全てのユーザファイルは通常通りユーザのコンピュータに置かれ,サーバにはなにも保存されません. AlphaCAMオンラインは,主に通常のAlphaCAMユーザが仕事の負荷に応じて必要となる追加セットや,通常作業場所から離れた場所での作業を可能にするために設けられています.時間あたりのコストは,通常のモジュールの価格の0.2%程度です.  

ユーザは任意のオンラインモジュールをインストールして使うことができます.通常のキーで使われているモジュールと同じでなければならないということはありません.例えば,アドバンスドミルを購入されて,それを通常のキーで常時使用され,一方でスタンダードレーズをオンラインで時々利用するといったことが可能です. ご興味があれば,  www.licom.com  で ホームページから AlphaCAM Online をクリックして詳細説明をご覧ください.

全モジュール: API が拡張され,追加コマンドを,プルダウンメニューの任意の位置に配置することができるようになりました.同様に,画面上から任意のコマンド,あるいは全てのAlphaCAMコマンドを削除することができます.さらに,VBマクロやDLLで追加されたコマンドのボタンを既存のボタンバーあるいは新規のボタンバーに登録することができます. 詳細は API Help を参照ください. これらの特徴により,モジュールを完全にカスタマイズすることが可能になりました.

新しい表示オプション − ツールパス矢印表示 − が 表示|表示オプション に追加されました.これは,従来通りデフォルトでオンとなっていますが,ツールパスの進行方向を示す矢印が煩雑な場合はオフにすることができます.

アドバンスドレーズ: 複数タレットやバランス加工に関する API が拡張されました.

全アドバンスドモジュール: Parasolid入力 に,SolidWorks ファイルを読み込む機能が追加されました. DXF DWG入力  で,複雑なテキスト書式 − テキストの回転,上下公差など −を扱えるようになりました.

全モジュールのテキストコマンド: もはや テキスト に切削方向コマンドは影響しません.もし形状「全て」や枠で囲んでテキストを含んだ形状を選択しても,切削方向に対してテキストは無視されます.テキストを加工したい場合は,入力時に「形状」タイプを選択するか, 作図|テキスト編集 または 編集|データ変更 で形状に変更してください.(データ変更の選択肢にテキストが追加されています.)

ミル/ルータモジュール: 3Dアプローチ が改善され,NC工具径補正(G41/42)の設定されたパスにも追加できるようになりました.3Dアプローチに補正はかかりませんが,輪郭加工パスには適用されます.従って,NC工具径補正のあるパスにはあらかじめアプローチ/リトラクトを付けていかなければなりません.

全スタンダード(2Dスチューデント)モジュール: NC入力.機能が可能になりました.

スタンダードレース: C-軸加工 が使えるようになりました(Y軸加工機能はありません).

スタンダードレーザ: 作図支援メニューにパーツをブリッジでつなぐ コマンドが追加されました.
 

January 01 版:
全モジュール:
VBAのバージョンが 5 から 6.2 に更新されました.既存のVBマクロは全て正しく動きます.VBエディタ(アドバンスドモジュールでのみ有効)には新しい機能が含まれています.

全モジュール: テキストの内部データの持ち方を変更しました.何年も前にテキストの概念を導入した時は,「テキスト」は彫刻などの加工を行うために入力されることを想定しており,テキストは直線や円弧の形状として格納しました.寸法値,注記などの機能を導入したときも同様の方法で扱ったために,多くの寸法や注記を含んだファイルを読み込んだときにファイルサイズが膨大になる結果となってしまいました.

このバージョン以降では,テキストは ASCII 文字列とフォントのポインタとして記憶されます.フォントとしてはトゥルータイプフォントとAlphaCAMのユーザ定義フォント(ラインフォント)が使えます.これにより寸法を含んだ図面ファイルのサイズは大幅に縮減されますが,それ以上にフレキシブルで簡単な編集機能を提供します.テキストを加工したい場合は,切削方向の指定を行えばその時点で直線/円弧形状に自動変換されます.詳細は テキスト テキスト編集 を参照ください.

同様に,CADデータ入力時に取り込まれたテキストは従来のように形状には変換されません.またAutoCAD DXF または DWG ファイルを入力した場合には直径のシンボルは Ø 角度のシンボルは ° に正しく変換されます.

いくつかの言語に対応するため,ユーザ定義文字フォントのグリッドサイズの横幅を倍にしました.また全てのASCII文字に対応するために256の文字を定義できるようにグリッドを設けました.既存の文字は新規のグリッドに正しく読み込まれます.詳細は新フォント定義 を参照してください.

テキストを入力するときに,新たに2つのオプション文字幅スケールファクタ行間隔 が提供されます.幅スケールファクタの既定値は1ですが,自由に幅を増減できます.1以外のスケールファクタを設定すると,文字高さ係数を考慮した文字が書かれてから,文字幅ファクタに合わせてX方向にスケーリングされます.行間隔の既定値は1.5 x H H = 文字高さ) ですが,任意の間隔に変更できます.

全モジュール: ファンクションキー F2 で「オートスナップ」機能を効かすことができます.これは2Dの形状に対してのみ働き,工具パスやスプライン/ポリラインに対しては働きません.一度 F2 キーを押すと,画面ポインタに最も近い終点,中点,円弧中心,4分点に自動的にスナップ(飛び付き)ます.F2キーを再度押すとオートスナップ・モードは解除されます.

全モジュール: 表示の新しいオプション「早送りパスを白色表示」が 表示|表示オプション に加わりました.工具パスが多くあり,早送りのパスが同色で表示されていると見にくい場合は,このオプションを有効にして早送りを白色の破線で表示することができます.また,スペースキーを押すたびにオン/オフし,工具色と白色に入れ替わります.

ベーシックエングレーブとスタンダード/アドバンスドの全モジュール: 文字やロゴマーク,グラフィックデザインでよく使われているポストスクリプトPostscript)ファイルを読み込むアドインオプションが追加されました.作図支援|アドイン でこれを有効にしてください.

全てのアドバンスドモジュール: Parasolid(パラソリッド)ファイル入力のアドインが追加されています.パラソリッドは多くの CADシステムで採用されており,IGES より正確にデータを変換することができます.作図支援|アドイン でこのオプションを有効にしてください.

これまでに多くの無償アドインオプションが追加されました.これらの機能の概要を知りたい場合は,作図支援|アドイン で該当する名前をクリックして選択してから「情報」ボタンをクリックしてください.特にこのバージョンから3Dから2Dに投影するコマンドが追加されています.3Dモデルデータで2D加工をする場合に簡単に形状を得ることができます.

アドバンスド 2D/3Dミル,ルータモジュール:   Alpha99 では,3Dサーフェース比較を実行すると,ポスト変数VOM VMR に値が設定されていました.これはAlpha2000 では無効でした.Alpha2001バージョンではスタンダードシミュレーション(アドバンスドシミュレーションではありません)で値を自動的に設定します.材料除去体積はポスト変数 VMR に,そして素材体積 VOM に記憶されます.

新規のコマンド 3D アプローチ (加工メニュ により2Dの荒/仕上げ加工,ポケット加工のアプローチに,スパイラルやジグザグの切り込みを追加できます.3Dの等高線荒加工には適用できません(下記を参照ください).

編集メニューの移動,複写など…  の下に新規コマンド, Auto/2D/3D が追加されました.これをクリックすると3つのラジオボタンを持ったサイドメニューが現れ,それらの内1つを選択できるようになります. これにより編集操作を2Dもしくは3Dに強制的に選択することができます.デフォルトは Auto AlphaCAM が自動的に判断し,移動や複写などを 2D で行うために X/Y の基準点を求めるか,または3Dの編集のために X/Y/Z の座標値を要求するかを決定します.しかし時には,2D形状や2DパスをZ方向に移動したり,あるいは3Dオブジェクトを単にX/Y平面内で移動したりしたいことが生じます.このようなときに,希望するモードを強制的に指定できます.

アドバンスドミルモジュール:  加工メニューのミーリングサイクルに,トロコイダル荒/仕上げトロコイダルポケット開ポケット が追加されました.トロコイダル加工法は常に一定方向(アップ/ダウン)の切削パスを作るため,特に高硬度材のポケット加工や高速加工に使われます.開ポケット加工は閉じていない領域の除去加工を簡単かつ合理的に行えます.

3D 3 5 ミル,ルータ モジュール:  Z等高線荒加工 が改善され,アプローチの切り込み角度を指定できるようになりました.これまではアプローチ高さから切り込み端間では45度の固定角度で切り込んでいましたが,これを指定した角度( 0 = 水平)で移動させることができます.これらは一般的にはチップ切れ刃の間隔と有効切削深さで決定される角度です.

ネスティングを含む全モジュール:  ネストされた形状の場合は,最も内側の閉じた形状の工具マークが内側にある場合のみ,その内部はスクラップであると考えます.従ってその内部に小さな部品をネスティングすることができます.ネスト済みのパスに対しては,最も内側の閉じた工具パスの深さが,外側の全ての工具パスの一番深いパスに等しい深さもしくはそれ以上深い場合に,その内部はスクラップであると考えます.最も外側のパスと比較しない理由は,工具パスはそれが工具中心で表現されているため,工具径によっては一番外側とは判断できないからです.

全スタンダード,アドバンスドモジュール: 編集メニューに新コマンド スキュー が追加されました.スキューはストレッチとに似ていますが,遙かに強力で,どんな複雑な図案形状でも傾斜を含めた任意の変形が可能です.スキューを使えば,例えば文字を斜体に変形するような形状の傾斜(Y軸を傾ける)が可能です.傾斜を行うには,垂線モード(F3)でドラッグするか,もしくは囲み枠の右上隅をクリックしてから傾斜角を入力することによって行います.

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